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広州GDP5年で2倍強 疑問の声

2011年02月24日

【新唐人日本2011年2月24日付ニュース】中国、広東省広州市で先日開かれた第13回人民代表大会の会議で、広州市の経済はこの5年で2倍以上に拡大したと市長が発言。しかし、これに対する疑問の声は絶えません。

 
広州市の万慶良市長は、“政府活動報告書”の中で、広州市の去年のGDPは2005年の2倍以上に拡大したと発言。2010年の広州の都市住民の可処分所得と農民の実収入も、それぞれ67.6%と79%増えたともいいます。これに対し市民は
 
広州市民 金さん
統計データは統計部門が決めます。目標以下だったら、当局は統計基準を変えます。だからこれらの数字を信じません。市民の生活は向上しましたか、そうとは限りません
 
中国工程院のメンバー、鐘南山さんは会議で、過去数年で広州市民の収入は大きく改善されておらず、特にインフレの影響を受け、あまり収入は増えていないと発言。
 
また市長は、これからの5年計画について、広州市の年間GDP および1人当たりの可処分所得は11%成長で維持させ、登録失業率は3.5%以内におさめたいなどと述べましたが、専門家はこれを机上の空論だと一蹴します。
 
北京の経済学者 康さん
我々はよく言いますが、実現不可能です。庶民の収入は実際にどれほど増え、環境汚染がどれほど改善したのか、これらは具体的な事例で、成績で語るべきです。当局の発言に対して、私はどれも疑問を呈します
 
工程院のメンバー、鐘さんはまた、深刻な貧富の格差に言及。庶民の不満が募れば、ちょっとしたことで怒りが爆発すると警告しました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
http://ntdtv.com/xtr/b5/2011/02/23/a496401.html.-廣州官提經濟增長數據-民間多質疑.html#video
上のリンクから中国語ニュースが見られます。

 

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